活動報告

平成26年5月24日(土)

北方領土へ③【国後島・古釜布】

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早朝4時半に出港して一路、国後島へ向かう。約3時間半で国後島の古釜布沖に到着し、霧が立ち込める中、「えとぴりか」からはしけ船に乗船し、国後島に上陸する。我々の宿泊所になるのは、「ムネオハウス」として知られている、「日本人とロシア人の友好の家」である。これは建設に尽力をされた鈴木宗男元代議士の利権疑惑として国会でも追及された建物だが、元島民の方々やこれまで交流事業に支えてきた通訳をはじめ、スタッフの方々の話をお聞きすると、それまで高齢者の元島民が島を訪問するのに悲惨な状態であったものが、「ムネオハウス」が出来たことにより、環境が改善され大きく役立っていることを知った。

その後、新文化会館や図書館などを見学するが、クリル開発計画によって社会インフラが着実に整備され、島のロシア化が進んでいることを実感する。夜のホームビジットでは、ロシア人の各家庭に訪問して懇親を深める。

そして、「ムネオハウス」では鈴木宗男先生と同室となり、これまでの北方領土に対する取り組みの歴史などをお聞きする。

 

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「ムネオハウス」の呼び方で知られている、「日本人とロシア人の友好の家」にて、鈴木宗男先生と内閣府の職員とともに

 

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新しく作られた新文化会館では、剣道の稽古もしている。また、約300席弱のコンサート会場もあり、他にダンスレッスンやディスコホールとしても使用するスペースもある。

 

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ロシア人の子供達によるコンサート後の集合写真

 

 

 

 

 

 

 

 

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