活動報告

平成26年5月26日(月)

北方領土へ⑤【国後島~根室港】

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6時に朝食を済ませて、根室に向けて友好の家を出発する。今回の滞在は2日間のみであったが、北方領土の現状を知ることができ、大変有意義な視察となった。

島民たちは親日的で親近感が持て、領土問題についてもよく知っている。しかし、忘れてならないのは、この北方領土は日本がポツダム宣言を受諾した、8月14日以降に日ソ中立条約を破り、占領されたものである。既に戦後68年が経ち、元島民の多くが亡くなられ、生存者も7千人を切ったが、この問題の解決なくしては、まだ、戦後は終わらない。

ソ連邦崩壊など、これまで多くの返還の機会もあったが、実現までこじつけることができなかったのは政治の責任でもある。

現在、戦後の国際秩序の枠組みにほころびが出始め、アメリカは世界の警察官たることを大統領が放棄する発言をし、中国は海洋権益を求めて軍備を増強し隣国を圧迫している。ロシアでもウクライナ情勢を抱え、我が国は難しい対応を迫られているが、安定した安倍政権が北方領土問題解決のラストチャンスになると思っている。国政を担う、国会議員の役割りの大きさを今回の訪問で感じることができた視察であった。

 

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はしけ船に乗船

 

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根室港に到着

 

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視察を終えて訪問団の顧問として記者会見に臨む

 

 

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